ワックスセットのやり方!メンズワックスの塗り方テクニック【プロ技】

ワックスセットのやり方がわからない。ヘアワックスの塗り方がおかしい?ヘアワックスの付ける量は?ふんわり束感を長持ちさせるワックスセットのテクニックは?ワックスの使い方のコツってあるの?メンズヘアワックスって色んな種類があるけど選び方はどうすればいいの?そんなワックスに関する疑問に美容室セントジョージがお答えします。

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失敗するヘアワックスのやり方6つの原因

①ワックスを大量につけてしまう

「1日しっかりキープしたい!」とにかくいっぱいワックスをつけたら長持ちすると考えて大量にワックスをつけてしまいがちですが、実はコレ逆効果なんです。大量につけたワックスの重さで立ち上げた髪の毛はすぐに下がってきます。ベタベタになるだけで、時間が経つとペッタンコになってしまうんですね。前髪など一箇所にべったりつけてしまうのも失敗するワックスのつけ方です。

②毛先にたっぷりワックスをつけてしまう

ワックスセットの醍醐味は「束感」をつくること。毛束を作ろうとして毛先に大量のワックスをつけるとまたまた大失敗。髪の毛の先の方がワックスで重たくなって、時間が経つとペターっと髪の毛は下がってきます。かっこいいワックスセットには、「動き」と「空気感」があります。毛先に大量にワックスをつけるのはNGです。

③濡れた状態の髪にワックスをつける

毛量が多くてボリュームを出したくない場合やウエット感のあるパーマスタイル仕上げの場合は8割ぐらいのドライで少し濡れた状態にワックスをつけるのもいいですが、ふんわりとボリュームを出したい時やふわふわとした空気感を出したい時はNGです。濡れた状態でワックスをつけると半日も持たずにぺしゃんこになってしまいます。動きのあるスタイルを長持ちさせたいのであれば、完全に乾かしてからワックスをつけましょう。

④ムラにワックスをつけてしまう

ワックスのつけムラがあると全体の質感にもムラが出て、立ったり立たなかったりする箇所ができてしまいバランスが悪くなります。ワックスを指先で取ってそのまま塗ったり、手の平でしっかり伸ばさずにつけてしまうのが原因です。

⑤毛量や髪質に合ったワックスを使っていない

毛量が少なく、細く柔らかい軟毛の人が水分や油分の多いファイバー系やクリーム系のワックスを使うとワックスの重さでペタッとなりやすく、付け過ぎると毛量の少なさが強調されます。逆にくせ毛で毛量が多く、広がりやすい人がマットタイプのドライワックスなどを付けると収まりが悪くてうまくセットができません。

⑥間違ったブロードライの仕方をしている

ワックスをつける前のドライヤーはどうやっていますか?「適当に乾かすだけだけど?」これは間違いです。プロの美容師と素人のセットの大きな違いはドライヤーの使い方です。ワックスの使い方やセットの仕方よりもドライヤーでの乾かし方が実はとても重要なのです。ドライヤーだけで目指す髪型の近くまで持っていくことが大事です。ドライが適当だといくらワックスを上手につけても目指すヘアスタイルにはなりませんし、持ちも悪くなります。

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ワックスセットのコツ!ブロードライ

「水素結合」 髪にクセがつくメカニズムを知る

まず、ワックスブローに入る前に髪にクセがつくメカニズムを知っておきましょう。髪にクセがつくのは、髪が濡れている状態から乾く瞬間です。髪の毛の内部にあるタンパク質同士は水素結合と呼ばれる結合で結びついていて、この結合が髪の形を決めている要因の一つとなっています。髪は乾いている状態だとしっかり水素結合した状態なのですが、濡れるとこの結合は一時的に切れてしまいます。乾くと再び結合するのですが、水素結合は乾く瞬間の形のまま結合してしまうという特徴を持っています。

水素結合と寝グセ

水素結合のわかりやすい例として「寝グセ」があります。寝る前に髪を洗い、乾かさずにそのまま寝ると髪が枕で押しつぶされた状態で乾くので、その形のまま水素結合されて寝癖となります。ひどい場合は爆発したような髪型のまま結合されて、朝起きてビックリという状態になったりします。この頑固な寝ぐせはドライヤーで直そうとしても簡単には直りません。再び結合を切るために水で濡らさないと元には戻りません。この髪の特徴、水素結合を意図的に利用してカッコイイ髪型を作るドライヤーブローをしていきます。

余談ですが、雨の日に髪がまとまらないのは、髪が湿気を吸収して水素結合が切れるためです。乾き切るまでに髪が動いてうねり、うねった状態で水素結合されるので、跳ねたりくずれた状態になってしまうのです。

ボリュームを出す、ボリュームを押さえるブローテクニック

まず髪全体を完全に乾ききる一歩手前ぐらいの状態までドライヤーで乾かします。髪は完全に乾いてしまうとドライヤーを当てても癖がつきにくいので、まだこの段階では完全に乾かしてはいけません。ここからのドライヤーブローが重要です。髪の特徴は「濡れている状態から乾く瞬間の形のままクセがついて、そのクセは、再び水で濡らさない限り、ちょっとやそっとじゃ直らない」でしたよね。さあ、目指すヘアスタイルの形で完全乾燥させていきましょう。

ここからのドライヤーブローのポイント
①トップはボリュームを出す
②サイドはボリュームを押さえる
③後頭部はボリュームを出す

トップはボリュームを出す

トップはボリュームを出したい場所ですので、画像のように髪を持ち上げてドライヤーの熱風を髪の根元に送ります。注意点は根元にドライヤーの熱を当てることです。ボリュームは髪の根元が立ち上がることによってできるので、毛先にいくら熱を当ててもフンワリしません。しっかり根元にドライヤーを当てて完全に乾かしましょう。やりにくければドライヤーの風量を「弱」に切り替えるといいです。そして今度は熱を冷まします。髪を指で持ち上げた状態のまま、ゆっくり3秒ほど熱が冷めるまでホールドします。熱が冷めたら指を離してみましょう。すると、「おおー!」とびっくりするぐらいふんわりとボリュームが出たと思います。持ち上げた状態で完全に乾かした髪は水素結合されて立ち上がるクセがつきました。このようにボリュームを出したいときは髪の根元を立ち上げてドライヤーの熱を送り、熱が冷めるまで3秒ほど待つのがポイントです。

サイドはボリュームを押さえる

サイドはボリュームを押さえたい場所です。ポイントはドライヤーを当てる方向です。案外多いのは顔の前からドライヤーの風を当ててサイドを乾かす人です。これではサイドにボリュームが出てしまいます。サイドの髪を乾かすときは上から下に毛流れに沿って風が来るようにして、ドライヤーの風でボリュームを押さえていくように意識して乾かしましょう。それでも膨らむ人はサイドやハチのボリュームをなくしたい部分を手で押さえて、隙間から熱風を送り、手で押さえたまま3秒ほど冷やします。かなりボリュームダウンできるはずです。この「冷ます」ということが案外知られていないポイントです。冷ます時にドライヤーの冷風を使うとさらに強力に押さえられます。

後頭部はボリュームを出す

後頭部の上のほうはボリュームを出したい場所です。横から見た時にシルエットが絶壁だと格好悪いですからね。絶壁にならないようにボリュームを出したいところを手で持ち上げて根元にドライヤーの風を送るように乾かしましょう。トップのボリュームを出したやり方と同じ要領です。「持ち上げて」「根元に熱を入れて」「3秒冷ます」です。後頭部の襟足付近はドライヤーを上から下に当てて首に沿わせるように乾かします。

ワックスの塗り方テクニック

1.適量のワックスをムラなくつける

ワックスの量は髪の毛の長さや毛量によって違ってきますが、1回に付ける量は基本的には「小豆1粒分」ぐらいです。取ったワックスは手のひら全体にいきわたるように両手でしっかり擦り合わせます。注意点はムラが出ないように透明になるまで擦り合わせることです。「小豆1粒分」は少ないと感じるかもしれませんが、これ以上取ると手のひらで擦り合わせるときにムラができてしまいます。足らなければ少しずつ付け足していくようにするのがいいでしょう。


2.フロント以外の全体にまんべんなくつける

ワックスを手のひら全体に伸ばしたあとは、後頭部、両サイド、トップの順に、地肌に付かないように下から上に根本からまんべんなく付けてなじませていきます。髪の根元からもみこんだり、握ったり、シャンプーするようにわしゃわしゃしたりしながら髪の毛全体にワックスをなじませていきます。注意点は毛先に付けすぎないように根元と中間を中心に付けるような感覚でするといいでしょう。前髪は最後に手に残ったワックスを薄っすら付けます。特に毛量が少なく、髪の毛が細くて柔らかい人は付けたかどうかわからないぐらいにしましょう。この段階では形を作るわけではありませんので、髪は逆立ってボサボサのボンバーヘアになっていると思いますが、それが正解ですので安心してください。

3.形を整えていく

髪が爆発した状態になっていると思いますが、ここからはいらないボリュームを抑えて形を作っていきます。一度スタイルを大きく作り、ボリュームの出過ぎた状態から、必要のないボリュームを抑えていくという流れで進めていきます。指をフォーク状にして手ぐしで小刻みに動かしながら、つむじから毛流れ通りに指を進めて馴染ませ、丁度良いボリュームになるように抑えながら髪の流れを作っていきます。

4.束感、ハネ感、毛先に動きを出していく

細かいところの仕上げです。目指す髪型になるように指先を使って細い毛束を取り、ねじって束感を作ったり、ハネ感を作って空気感を出していきます。空気感を出す場合は細い毛束を束感を出す場合は求める束の太さの毛束をねじります。注意点は、このとき新たにワックスを付け足さずに手に残っているワックスで作っていくことです。毛先にワックスが付きすぎるとワックスの重みでスタイルの持ちが悪くなります。全体のバランスを確認したらハードスプレーを軽くかけると髪型が長持ちします。

出来上がりです。ふんわりふわふわ空気感のある軽い感じに仕上がりました。ワックスはナンバースリーのペーストワックスを使用。マットでドライな仕上がりです。

ワックスの種類と選び方

ヘアワックスはセット力は別に考えて、ファイバー系、マット系、クリーム系など質感別に大きく3種類に分けられます。

1.ファイバータイプ

ファイバータイプのワックスは細かい繊維が入っていて、糸を引くように良く伸びるので、髪の毛によく馴染みやすい特徴があります。毛先に動きをつけたり、毛束感を出しやすいワックスです。油分が多くてツヤ感が出るのも特徴です。注意点は油分が多いため、付け過ぎるとベタベタになって重くなったり、髪の量が少ない人は薄毛が強調されます。髪の毛が柔らかい軟毛の人や毛量の少ない人には注意のいるワックスです。

2.マットタイプ /ドライ・クレイ

ツヤのないマットタイプのワックスは、それほど伸びは良くありませんが、油分が少なく、ふんわりとしたナチュラルで軽い質感に仕上がるため、軟毛の方や毛量の少ない人でも動きのあるヘアスタイルを楽しむことができます。ファイバータイプとは正反対です。注意点は伸びが悪いので、付ける時にしっかり手のひらで擦り合わせて伸ばすことです。また毛量が多く、髪が広がりやすい人や痛みでパサついた髪の人には向いていません。

3.クリームタイプ

クリームタイプはファイバータイプとマットタイプの中間的なワックスです。ファイバー系ほど重くもなく、ツヤ感もマットタイプに比べるとほどよく有り、軽い質感もファイバータイプよりは出せます。特徴的には中途半端なワックスなのですが、だからこそ、ファイバー、マット、両方の良い所を併せ持っているとも言え、どのタイプの人でもそれなりに使いやすい万能タイプのワックスだとも言えます。

初心者におすすめしたいワックスの選び方

まず初心者が選んではいけないワックスは、スーパーハードのタイプです。ワックスセットに慣れていない初心者は、どうしてもセットに時間がかかってしまうものです。スーパーハードタイプのワックスを使っているとモタモタしている間にグシャグシャのまま固まってしまいます。ワックスセットに慣れるまではソフトなタイプを使用して、固めたいのであればワックスセット後にハードスプレーを使用すればいいでしょう。あとは、自分の髪質に合わせてタイプを選ぶことです。髪が柔らかい、薄い、細い、ぺしゃんこになりやすい、ナチュラルな軽い質感が好きな人はマットタイプ。髪が多くて広がりやすい、痛みでパサついている、ツヤ感がほしい人はファイバータイプを選ぶといいでしょう。自分の髪質がわからないという方はクリームタイプを選ぶのがいいかと思います。

美容室セントジョージが超初心者におすすめする人気のワックス。

UEVO design cube neutral wax
初めてワックスを付けるという超初心者の方には、ウェーボ・デザインキューブ・ニュートラルワックスをお勧めします。軟毛から硬毛の人まで幅広いスタイルに対応できると思います。ほどよいツヤと柔らかい動きが出てナチュラルな感じに仕上がるので、ワックスとはどんな整髪料なのか、初めてワックスを使う人に丁度良い優しい質感だと思います。特出した特徴はないですが、いろいろ使えて無難の一品。ほのかなフローラルフルーティの香りです。

少し慣れてきたらハードタイプに挑戦

ARIMINO spice cream ハードワックス
伸びがよくて髪に馴染みやすく、とても使いやすいクリームタイプのワックスです。程よいセット力があって手直しも自由にできます。初心者の方にも扱いやすいハードタイプのワックスで束感やハネ感も出しやすいです。アリミノワックスと言えば香りが良いことでも有名です。青りんごのような爽やかでとてもいい香りがします。パッケージデザインもかっこいいロングセラー商品。

更に慣れたらクセのあるマットタイプにも挑戦

NUMBER THREE PASTE WAX
使いやすさで言うとウェーボ・デザインキューブのドライワックスをお勧めしたいのですが、あえて少しクセのあるナンバースリーのペーストワックスをお勧めします。このドライでクールなツヤなし具合を体験してほしいからです。非常に強いマット感でキープ力もあり、仕上がりは軽く、自由自在なアレンジが可能なドライワックスです。まるで粘土のような硬さで伸びが悪いため、手のひらでしっかり擦り合わせて付けるようにして下さい。

いかがでしたでしょうか。ワックスセットの基本を学ぶことができたと思います。現在は安価で色々なワックスが販売されていますので、自分に合ったものや挑戦してみたいもの、色々ためして楽しんでくださいね。

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